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現場で使用される木材は、@柱、梁、桁など構造部材、A間柱、筋交い、根太、垂木、壁天井下地などの羽柄材(はがらざい)、B敷居、鴨居、廻り縁などの造作材の、3つに分けることができます。構造部材は、ほとんどの場合プレカットされ現場に搬入されています。造作材は、工場や自社の加工場で木工機械を用い加工され、現場に搬入されます。
羽柄材は、間柱が36×105mm、天井下地、壁下地、たる木が30×40mm、36×45 mm、根太が45×45 mm、45×105 mmなどが、また材質は、スギ、ベイマツ、ベイツガなどが使われています。羽柄材は、乾燥材なので、雨がかからない、換気が良い場所に保管し、湿気の吸収による含水率の上昇を避ける必要があります。
また現場で使用される木質建材には、合板、OSB、パーティクルボード、MDFなどがあります。合板は、薄く切った単板を、繊維方向を90°互い違いに重ねて、熱圧接着した木質ボードのことで、普通合板、構造用合板などがあります。OSBは、原料として低質の広葉樹を用い、薄い削片状にしたものを配向させて積層、接着したものです。
パーティクルボードは、木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードで、MDFは、中密度繊維板で、木材チップを木質繊維にして、合成樹脂の接着剤を加え板状に熱圧成型したものです。木材の裁断サイズは、OSB、パーティクルボード、MDFの順で裁断は小さくなっています。
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