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塗料には、油性塗料と水性塗料とがあります。油性塗料の中には、ペイントうすめ液を使うものと ラッカーうすめ液を使うものとがあります。油性塗料は、強く固い塗膜を形成し、乾燥時間が早いのが特徴です。いっぽう水性塗料は、水で簡単に うすめることができ、溶剤などの刺激的な臭いもなく、引火性もなく、もちろん乾くと水に溶けることもありません。
シーリング材には、1成分形、2成分形があります。木造住宅の現場で用いられる1成分形は、ガラスの留め付け用のシリコン系、サイディング材用の変形シリコン系、RC・ALC用のポリウレタン系があります。また2成分形としては、サイディング材用の変形シリコン系、タイル、石などの目地用のポリサルファイド系、RC・ALC用のポリウレタン系があります。
現場で用いられる接着剤は、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤(木工用白ボンド)や合成ゴム系溶剤型接着剤(速乾ボンド)などがありますが、VOC基準値クリアしていますが、化学物質ということで使用を避けるべきだという指摘もあります。またクロス専用の接着剤としては、ノンホルマリンで、酢酸ビニル等の化学物質を使わないものが使われています。
塗料や接着剤に関しては、シックハウス対策として、建築基準法告示で規制の対象となるホルムアルデヒド発散建築材料、以外の材料を使用したことを示すため、受入検査の記録として、部屋に持ち込まれた容器やラベルの写真を撮り、完了検査の際に報告する必要があります。
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