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地盤調査の結果は、地盤補強の要否を判断し、適切な基礎形式を選定していく上で非常に重要なデータです。このデータに基づき地盤補強の要否を的確に考察する必要があります。また、地盤補強が必要となった場合は、その敷地(地盤)にあった地盤補強工法を選択する必要があります。
考察では、一般的に「即時沈下」と「圧密沈下」に対する検討が必要となります。「即時沈下」とは、地盤に対して、建築物よる載荷が行われたときに即発生する沈下です。これを防止するためには建築物の荷重(自重+積載荷重 kN/u)が、地盤の許容応力度(kN/u)を下回っている必要です。一方、「圧密沈下」とは、粘性土層や有機質土層から水分が減少することにより凝縮し沈下する現象です。建築物の荷重(kN/u)と比べて、地盤の許容応力度(kN/u)が下回っている層においても起こる可能性があるため注意が必要です。
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