A.木造住宅と現場管理 08.木造住宅の構造安全性  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
1.基礎の形式・仕様

  建築基準法では、施行令第38条や平成12年建設省告示1347号において、構造計算により基礎設計を行わない場合の基礎形状や配筋、根入深さなどを規定しています。基礎形状は、地盤の長期許容応力度により3段階に分かれ、べた基礎とするには20kN/u以上、布基礎とするには30kN/u以上が求められています。20kN/u未満であると基礎ぐいとしなければなりませんが、戸建住宅においては、基礎ぐいとすることは効率的でないため、地盤補強工事により、20kN/u又は30kN/u以上を確保し、べた基礎又は布基礎を採用することが一般的です。