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建物の不同沈下を防ぐためには、地盤の性状を的確に把握し、有効な対策を施すことが重要です。建築物の基礎設計に際しては事前に、敷地及び敷地周辺の状況等について、現地の状況を確認・把握すると共に、採用すべき地盤調査方法及び計測箇所数等を決定することが必要です。これらを怠ると、建物が不同沈下するおそれが高まります。
したがって、地盤調査より、表層部分だけでなくGL−10m程度までの許容応力度を把握できる方法を用い、かつ、切土・盛土の状況、圧密沈下の検討をする上で軟弱地盤の有無や厚さ、地層の傾斜等を把握することが必要になります。これらを満たす地盤調査方法としては、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)、標準貫入試験(ボーリング調査)、表面波探査法(物理探査法)などが挙げられます。 |
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