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建設会社や工務店より建築の現場に派遣され、工事の段取りを計画に基づいて決め、職人への指示、指揮、采配などを行うのが、現場監督あるいは施工管理者と呼ばれる人です。公共性のある重要な5000万円以上の建築一式工事、または2500万円以上の専門工事では、資格を有する主任技術者、監理技術者を専任で置くことが求められています。
1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士は、建設業法第27条の2に基づき実施されている資格で、法令順守及び、昨今求められる高い要求品質という観点から、建築施工における緻密な要求精度を確保し、施工計画、安全管理、品質管理、工程管理という、時に相反する事項を達成しつつ、予定工期内に建築を完成させられる高度な技術的スキルが求められています。
大規模な建築工事の場合、現場事務所での仕事をしながらの実践教育ができますが、工務店による木造住宅の現場では、施工管理を行う担当者は一人です。教えてくれる先輩は現場にはいません。そのため自身で学習して、高度な技術的スキルを身に付けてゆく必要があります。
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