A.木造住宅と現場管理 03.施工管理者の職務  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
建築施工管理技士 (けんちくせこうかんりぎし)
建築施工管理技士は、国土交通省管轄の国家資格で、1級、2級がある。国家試験は年1回実施され、財団法人建設業振興基金が実施している。公共性のある重要な5000万円以上の建築一式工事または2500万円以上の上記以外の工事では、これらの資格を有する主任技術者、監理技術者を専任で置く必要がある。
現場代理人 (げんばだいりにん)
現場において元請業者を代表する人。請負者の代理人として請負契約履行のため 現場に常駐して、工事現場一切の事項を処理しその責めを負う。 建設業法では現場代理人の権限の範囲を施主に書面で通知することが定められている。「現場代人」あるいは略して「代人」といわれることが多い。
バーチャート
欧米ではガントチャート(Gantt chart)と呼ばれ、一種の棒グラフで横棒でそれぞれの作業の進捗状況を表しプロジェクト管理などで工程管理に用いられる表の事である。各作業の開始・終了時期、作業の流れ、進捗状況などが把握しやすく施工管理者やそれぞれの工事業者にとって非常に有効な管理手段である。1910年代に、アメリカ人の機械工学者であり経営コンサルタントでもあったヘンリー・ガントによって考案された。
住宅品質確保促進法 (じゅうたくひんしつかくほほう)
2000年4月施行。住宅の強度や耐久性を高め、欠陥住宅を解消しようとするもの。新築住宅の契約に関する瑕疵(かし)保証制度として、すべての新築住宅の取得契約(請負/売買)時に基礎構造部分(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分等)に、10年間の瑕疵担保責任(補修請求権等)を義務付けている。
労働安全衛生法 (ろうどうあんぜんえいせいほう)
昭和47年に施行され、労働災害防止のための危害防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成と促進を目的とする法律である。