A.木造住宅と現場管理 |
03.施工管理者の職務 |
SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012 |
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(A031) |
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施工管理と施工監理という、同じ「かんり」でも管理と監理の二つの表記がされるが、両者に違いはあるのですか。 |
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施工管理は、「業務や組織を取り締ること、また機材の保管や運用を取仕切ること」で、施工品質や現場の安全管理などをいい、現場監督の業務です。施工監理は、法律上は設計図の通りに工事がなされているかを監督する業務で、設計事務所や設計担当者が現場をチェックするのが施工監理です。
この二つを区別するため、施工管理は、タケカンあるいはクダカン、施工監理をサラカンと言ったりします。施工管理は、建設業法上の業務であり、また監理は建築基準法で、「現場が図面通り施工されているか照合し・・・」と定められている業務です。 |
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(A032) |
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現場監督は施工現場で安全管理をしなければならないということは、理解できますが、ヘルメットの着用など、なかなか専門工事業者への徹底は難しく、実際には管理していないのと同じ状況です。どうすれば徹底ができるのでしょうか。 |
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労働安全衛生法では、30人以上が働く現場では安全衛生推進者、50人以上では統括安全衛生責任者を置くことが義務付けられており、労災事故が発生した場合、現場での安全管理に関しての責任が追及されます。一般に安全衛生推進者や統括安全衛生責任者は、現場代理人である現場監督が兼任します。
木造住宅の施工現場では、安全衛生推進者や統括安全衛生責任者を置くことは求められませんが、現場監督は同等の法的責任が追及される自覚が必要です。
事故が発生した場合、法的責任が追及されるという自覚があれば、専門工事業者への徹底も確実なものとなるはずです。 |
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(A033) |
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工務店の友人の名刺にISO9001やISO14001の認証マークが付いていました、ISO9001やISO14001とはどのようなものですか。 |
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ISO9001は、品質管理及び品質保証に関する国際規格です。信頼のおける品質システムを組織内部に構築することによって、顧客満足を得ることを目的とした規格です。またISO14001は、組織の活動・製品及びサービスによって生じる環境への影響を持続的に改善するためのシステムを構築し、そのシステムを継続的に改善していくPDCAサイクルを構築することが要求されています。
ISO規格の要求事項を基準として評価をする民間の審査登録機関が審査し、その組織が要求事項を満足している場合、認証取得を受けた企業として、認証マークなどの表示を許可しています。
この現場監督WBTは、現場段階でのISO9001やISO14001に関して、必要な知識を提供しています。 |
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