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工務店の原単位は、社長、現場監督、事務職の3人です。社長が営業、設計等を担い、現場監督が進捗管理、発注業務、原価管理等を担い、事務職が経理等を担います。
これに大工を都度調達するか、常傭としているか、社員化しているかによってその形態が異なります。
工務店という生産組織は大きくは顧客を作り出しそのニーズに対応する機能(プロデュース機能)と関連職方をネットワーク化し、それを統括し形にしていく機能(プロダクト機能)が存在し、これをどう細分化するかによって、その工務店の組織形態が変化します。
この原単位は年間3〜10戸ぐらいまで有効です。それを過ぎると組織的な拡張が、つまりは機能の分化が必要となり人員も増加します。
基本的には、社長が抱えていた機能の分業化といったところから、例えば設計や営業といった形に機能の分散化がおき、生産規模との整合がなされます。
また、外部機能として設計事務所などに申請図面を依頼したりします。最近ではプレカット工場がそうした情報生成機能を保持すふることから、工務店はプレカット工場を無意識に情報生成サービスヤードとして活用しています。
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