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アンカーボルトは位置が悪かったり曲がっていたりすると、正確な耐力を発揮しません。基礎が打ちあがった後で台直し等を行う事は、著しく強度を損ねるので推奨しません。基本的に共用範囲内に収まるかどうかのチェックはコンクリート打ち込み前のアンカーボルト設置時に行います。
しかし、実際にコンクリートを打設すると、動いてしまう可能性もあると考えて、打設後にも芯ズレや出寸法を土台の墨出しから再度確認をします。そこでどうしても許容範囲外にずれたり曲がったりしててしまった場合は、台直しをせず他の方法で補強をするよう、設計者と検討します。
アンカーボルトを締め付け後に、締め付け忘れ、座金の入れ忘れが無いか、ねじ山が2〜3山出ているかを確認します。また、ホールダウン用アンカーボルトについても、位置と出寸法を確認します。それぞれ誤差が生じた場合は、位置や長さ修正用のアタッチメント金物等の検討を行います。
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