D.木造住宅の品質管理 02.基礎・鉄筋  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
2.かぶり厚

     (社)日本建築学会発行の「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事」によると、木造住宅の基礎におけるかぶり厚さは、立上り部が40mm、布基礎の底盤が60mm、べた基礎のスラブ下端が60mm、スラブ天端(土に接しない部分)が20mm必要だとされています。    
 基礎各部において必要かぶり厚が取れていることを確認します。立上り部においては、有効なかぶり厚が取れるスペーサーを設置してあること、べた基礎のスラブ下端にサイコロ状のスペーサーを用いる場合は、スペーサーが地業にめり込んでいないことも確認する必要があります。