D.木造住宅の品質管理 |
02.基礎・鉄筋 |
SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012 |
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(D021) |
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かぶり厚さはなぜ必要なのでしょうか? |
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かぶり厚さは、主に3つの性能を満たすために必要とされています
@構造耐力上必要:鉄筋とコンクリートの付着に関して必要なかぶり厚さです。これが少ないと鉄筋に力がかかった際に鉄筋にそってコンクリートがひび割れることがあります。
A耐火性能上必要:熱に非常に弱い鉄筋を火災の熱から守るためのかぶり厚さです。鉄筋を1時間、600度以下に保もつためには2cm、2時間保もつためには3cmが必要であると言われています。
B耐久性上必要:主としてコンクリートの中性化に対するかぶり厚さです。鉄筋コンクリートに使用する鉄筋を空気中に放置すると、錆びてしまいます。コンクリート中の鉄筋ではコンクリート内部が高いアルカリ状態に保たれているため、錆びにくくなります
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(D022) |
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人通口はなぜ補強筋が必要なのでしょうか? |
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人通口は、換気口と同様、基礎の立ち上がりを切り欠いている形状のため、構造上の弱点となりやすい箇所です。したがって、補強筋が必要となります。また、建設省告示第1347号第1,3項第3二では「木造の建築物の土台の下にあっては連続した立ち上りを設けるものとすること(一部略)」と規定されていますので、人通口によって連続が途切れている場合においては、連続しているとみなせる補強が、法律上も必要になると考えられます。 |
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