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ラスモルタルの下地に使用する防水紙は、アスファルトフェルト430以上とし、横張りで下方から張り上げていきます。防水紙の重ね代は、縦横とも90mm以上とされており、防水紙の継ぎ目では300mm間隔以内に留め付けます。その他、適宜ステープルで下地に留めます。
外壁スリーブが貫通する部分は、継ぎ目のない役物を使用するか、シーリングや防水テープ等で隙間をなくします。
ラスモルタルの下地に透湿防水紙は使用できません。通気層工法用の素材として作られているため、表面に撥水性があり、モルタルの付着性がよくなく、剥離の原因となります。また、湿気を通す素材のため、ひびなどから侵入した雨水がモルタルに浸透した場合、壁体内に湿気を放出する可能性があります。
透湿防水紙をラスモルタルの下地として使用する場合は、通気層工法とし、表面の付着性を向上させた、専用の透湿防水紙を使用します。
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