C.木造住宅の工程管理 12.左官工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
ラス網 (らすあみ)
モルタルの剥落を防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事である。モルタルに含まれる水分やアルカリ性に対応する為に亜鉛メッキ鋼板を原料としたラス網が用いられている。
調合済みモルタル (ちょうごうずみもるたる)
モルタルは現場でセメントと砂と水を調合して作っていたが、現在は調合済みのモルタルを使用することが多い。これにより調合不良でのクラックが少なくなっている。
ラスボード
塗り壁の下地として用いる表面に小さな孔をたくさんあけた石膏(せつこう)ボード。
漆喰 (しっくい)
壁の上塗りなどに使われる、水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とした建材である。
珪藻土 (けいそうど)
藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。ダイアトマイトともいう。珪藻の殻は二酸化ケイ素(SiO2)でできており、珪藻土もこれを主成分とする。吸放湿性がある、シックハウス防止に効く、健康によいなどなどとして使われている。
ちり際 (ちりぎわ)
柱と壁、窓枠と壁など、異種部材間で同一面にせず10mmとか15mmとかの段差をつけて、この段差の部分をちりいう。 石膏や漆喰を塗るとき、このちりと接する部分を「ちり際」という。左官は水をつけた刷毛でこのちり際を掃除し、この刷毛を「ちりぼうき」と言う。