C.木造住宅の工程管理 03.基礎工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
9.アンカーボルトの設置

   べた基礎で近年多く採用されている基礎高GL+400mmの場合、ホールダウン金物用のアンカーボルトを、Zマーク金物とする場合、基礎高の設定により360mm以上の埋め込み長が確保できない場合があるため、底盤コンクリート打設前に設置するか、埋め込み長が少なくて済む認定品等の使用を検討します。
 通常のアンカーボルトは、埋め込み長250mm以上のため、底盤打設後でも設置可能です。
 25kNを超える引張耐力を持つホールダウン金物を使用する場合は、埋め込み長を大きくする必要があるため、当該金物のカタログ等で必要は埋め込み長を確認して設置します。
 アンカーボルトの設置位置は、土台切れ、耐力壁の両端の柱の近傍、土台継手の上木側、2階建ての場合2700mm以内、3階建ての場合2000mm以内のピッチで設置します。
 アンカーボルトの配置は、土台幅の中央1/3程度の範囲に収まるよう設置し、筋かいの向き、真壁等を考慮して適宜位置の調整を行います。