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床下の湿度が高い状態は、床組の耐久性に影響を及ぼします。そこで、地盤面からの湿気の上昇を防ぐため、砕石上に厚さ0.1mm以上のプラスチック系あるいはポリエチレン系防湿フィルムを敷き込みます。フィルムの重ね巾は150mm以上確保します。
コンクリートも防湿材として認識されていますので、床下の防湿に関して、防湿フィルムを使用しないことも可能です。コンクリートで防湿を行う場合、布基礎の土間にあっては60mm以上、防湿べた基礎にあっては100mm以上の厚さを確保することが必要です。防湿べた基礎の場合、基礎梁と一体化させ、ひび割れを防止するために、鉄筋を配置します。防湿だけでなく、構造体としてのべた基礎とする場合、底盤厚は、120mm以上とされています。
どちらの場合でも、設計図書で設定されている仕様が契約事項となりますので、現場で判断するのではなく、設計に合わせた施工を行う必要があります。
自主検査としては、フィルムの種類・品質・厚さ等がわかるよう、パッケージの写真や納品書等を確保します。施工状態の確認として、重ねの部分に箱尺等をのせ、重ね巾を計測し、写真に残します。
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