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基礎伏図を確認し、遣(や)り方から石灰やビニルテープで地面に写した基礎の形に沿って、掘削を行います。一般的に掘削はバックホウで行われますが、床付面は、乱さないことが鉄則ですので、設定したレベルの50mm程度浅い位置で機械による掘削は終了します。設定した床付面までは、角スコップ等による手掘りで床付けを行います。
布基礎の場合、外周部をおおよそ掘削した後、間仕切り部分を掘削します。
べた基礎の場合は、外周部をおおよそ掘削した後、スラブ部分をすき取ります。
地中梁等で掘り下げる部分などの余掘りについては、掘削の深さにより広げることとなりますが、通常100mm以上とします。
水盛遣り方に張った水糸からトンボ定規を用いるなどして、根切り底が設計通りになっているか測定します。
自主検査としては、床付け面と遣り方の水糸間の距離を箱尺等で示し、床付け面の状態含めて、主要な数か所を写真で記録します。
床付面が設定より浅くなってしまった場合、砕石の厚さや基礎の高さの設定が変わってしまう可能性があり、設計図書との整合が取れなくなる可能性がありますので、浅くならないように注意します。
工程管理のポイントは、雨天の掘削や床付けは、床付面を乱すことになるので、天候を考慮した工程を組みます。
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