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一般的には、労災保険料は、賃金総額×労災保険料率 で計算されますが、一括有期事業の場合は、下請の労働者の賃金を正確に把握するのが困難な場合も多いので、特例として、
請負金額×労務比率を賃金総額と見なして、それに労災保険料率を乗じて計算することが認められています。すなわち、(請負金額×労務比率)×労災保険料率 というようになります。
労務比率は、左の表に示すとおりです。
ただし、一括有期でもちいる労務比率、一般的な建設事業で21%となる労務比率は、重層下請である野丁場を前提としたものであるため、工務店からみると高めに設定されています。
保険料の納付は、毎年年度初めに前年度の保険料を計算し、その確定した保険料と当年度のおよその保険料を申告・納付するしくみになっています。まだ始まったばかりの、その年度の保険料は、前年の実績等を参考にして概算保険料として納付し、次年度の実績で精算することになります。
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