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木質構造建築物の学識経験者が研究し提案した技術・方法論が、実際の施工現場で生かされていないように思います。告示第1460号の施行以降、木造住宅の施工現場では、接合金物を使用することが必須となりましたが、その取り付け位置や使用するくぎが正しくないもがあったり、構造用合板を接合するくぎがN50(鉄丸くぎ)でなくFN50(梱包用)であったりします。現場サイドからは、「情報が少ない」、「情報内容が難解で理解できない」、「建築資材が流通してない」、「コストがかかる」、「検査で指摘されない」、「面倒だ」などの声が聞こえてきます。
しかし、木造建築物に関する法令規定は、設計監理、施工管理ならびに施工者の技術・技能を認めた上で成り立っていることを改めて肝に銘じていただきたいと思います。 |
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