A.木造住宅と現場管理 10.緊結金物・金物工法  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
補強金物 (ほきょうかなもの)
木造の継手や仕口部で接合部の補強や材の脱落防止のために用いられる金物。接合金物や構造金物とも言う。ホールダウン金物、羽子板ボルト、山形プレートなど接合部位によって様々な種類がある。
Z金物 (ぜっとかなもの)
Zマーク表示金物とは、(財)日本住宅・木材技術センターの規格による木造軸組工法住宅の構造材接合部を補強する金物である。
ホールダウン金物 (ほーるだうんかなもの)
引き寄せ金物とも言い、木造で建物が水平力を受けた場合に、耐力壁にかかる引抜き力に対抗するために、1階では基礎又は土台と柱、2階・3階では上下階の柱と柱 又は柱と梁に取り付ける、耐震性を確保する重要な補強金物。
金物工法 (かなものこうほう)
従来の木造軸組工法は、柱などをくりぬき、そこに先端を細くした梁を組み合わせるなどするため、木材の欠損部分が大きくなり、地震の揺れなどが心配であった。こうした弱点を改良するのが金物工法で、接合金具を使用して、木材の削り取り部分を最小限に抑えながらしっかりと軸組みを固定するものである。