A.木造住宅と現場管理 10.緊結金物・金物工法  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
8.N値計算法

   N値計算法は、平家または2階の柱のN値を算定する計算式と、2階建ての1階部分の柱のN値を算定する計算式の2つがあります。また、筋かいを用いた場合は、筋かいに作用する圧縮力と引張力に応じた補正値を考慮します。周辺部材による曲げ戻しの効果とは、胴差や桁の存在が柱の突き上げ力を低減するため、その効果を係数に換算したものです。鉛直荷重による押さえ委の効果とは、屋根、上階の荷重により柱の突き上げ力を低減するため、その効果を係数に換算したものです。