A.木造住宅と現場管理 10.緊結金物・金物工法  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
4.筋かい端部の構造方法

   告示1460号第1号は、筋かい端部の仕口の構造方法です。
イ、径9p以上の鉄筋の場合:柱または横架材を通した鉄筋を三角座金を用いて六角ナットで緊結します。または鉄筋を溶接した鋼板を太めくぎ(CN90)8本で柱・横架材に近接しますが、このケースでは、鉄筋間にターンバックルを設けて鉄筋が撓まないように締め付けることが肝要です。
ロ、断面寸法1.5×9p以上の木材:柱・横架材を欠き込み、筋かいをびんた延ばしにして柱・横架材に鉄丸くぎ(N65)を5本ずつ打ち込みます。
ハ、断面寸法3×9p以上の木材:筋かいを柱・横架材に突き付け、Zマーク表示金物の筋かいプレート(BP)、またはこれと同様以上の製品を使用します。
二、断面寸法4.5×9p以上の木材:筋かいを柱・横架材に突き付け、Zマーク表示金物の筋かいプレート(BP-2)、またはこれと同様以上の製品を使用します。
ホ、断面寸法9×9p以上の木材:六角ボルト、三角座金を用いて1面せん断形式接合とします。