A.木造住宅と現場管理 08.木造住宅の構造安全性  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
布基礎 (ぬのきそ)
布基礎とは、Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが、連続して設けられた基礎のことである。布基礎の配筋は立上り部の上端と下部にそれぞれD13を配し、その他はD10を配し、立上りの縦筋は300mm以下の間隔で配する。
べた基礎 (べたきそ)
べた基礎とは、基礎の立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎である。べた基礎の配筋は底板部はD10(φ10)以上の鉄筋を300mm以下の間隔で配置する。
耐力壁 (たいりょくかべ)
建築物において、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のことを示す。そうではない壁(構造的に固定されていない壁)は非耐力壁と呼ぶ。また、木造建築物においては、耐力壁に似ているが、固定方法が不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁など)を準耐力壁と呼ぶ。
必要壁量 (ひつようかべりょう)
必要壁量とは、水平荷重に抵抗するために最小限必要な壁量のことをいい、地震力に対する必要壁量と風圧力に対する必要壁量の2つがある。