A.木造住宅と現場管理 07.地盤の安全性と地盤改良  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
4.地盤調査の計測点

  調査箇所数は、敷地内の許容応力度のバラツキ及び軟弱地盤の厚さや傾斜等を確認するために、建物の4隅付近を含めた4点以上とすることが必要です。4隅のデータを比較しなければ敷地全体の状況がわからないためです。ただし、多棟数の分譲地であって、敷地間で大きな高低差がなく、あらかじめ均質な地盤であることが想定される場合は、隣地の調査箇所を含めて総合的に判断することで、1つの敷地内の調査箇所を4点未満とすることも可能です。
また、4隅4点の計測後、1点だけ特異なデータが検出された場合は、当該測定点の1mほど内側で追加計測する必要があります。追加計測点においても同様の特異なデータが検出された場合は更に追加します。こうすることで、特異なデータが検出される範囲を絞り込み、特異なデータが局部的なのか、広範囲に渡るのかの確認が必要です。