D.木造住宅の品質管理 10.内装下地  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
1.間柱、壁下地

   壁下地の多くは間柱になりますが、筋交いや構造金物、設備配管等の影響を受けやすいところです。特に該当しそうなところはチェックをしておくことが大事です。
 間柱のほかに、壁の入り隅部分や面材のジョイント部、天井や床との際部分、特殊な造作枠が取り付く場所などに下地が必要になります。また、設備配管などのために間柱を欠いたり切断したところにも補強や下地を追加する必要があります。これらの下地がきちんと取り付けられているか、下地面が段差無く平らになっているか、下地が途切れて弱い部分が無いかをチェックします。また、追加した下地が断熱材などに影響して欠損が生じていないかもチェックすると良いです。
 構造用面材が取り付く壁は、下地やジョイント部に、指定寸法以上の材が取り付けられているかをチェックします。