D.木造住宅の品質管理 10.内装下地  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
下地せっこうボード (したじせっこうぼーど)
石膏を心材にして表面を厚紙で覆った板状の建材のことで、耐火制・遮音性にすぐれ、加工がしやすいことから、室内の壁の下地材として現在ひろく使用されている。
下地合板 (したじごうはん)
一般的な下地材には、普通合板が使われるが、水掛かりになる洗面脱衣室などは、耐水合板として1類(構造用合板は特類)が使われる。
下地補強 (したじほきょう)
手すりの取付け部分、棚の取付け部分、重量のある額縁の取付け部分、吊戸の取付け部分、カーテンボックスや木製カーテンレールの取付け部分、エアコンや壁かけテレビなどの部分、埋め込み照明器具や電気製品の取付け部分などの下地の下に受け材を打ち補強しておくこと。
ホルムアルデヒド発散等級 (ほるむありでひどはっさんとうきゅう)
2003年に改正された建築基準法により、ホルムアルデヒドを放散する建材の使用制限が設けられた。対象となる建材は合板、フローリング材、塗料、接着剤などで、告示によって定められている。対象建材はホルムアルデヒドの発散量に応じてF☆☆〜F☆☆☆☆までの等級に分けられ、その等級によって内装材として使用できる面積に制限がかけられている。F☆☆☆☆は、5μg/uh 以下で規制対象外で、使用面積制限がない。
パテ処理 (ぱてしょり)
下地の表面や下地の継目部分の段差を平滑にするための処理。パテには炭酸カルシウムや石膏の粉末や樹脂を混ぜてペースト状にしたものを中心に、下地に応じたものが用意されている。