D.木造住宅の品質管理 02.基礎・鉄筋  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
4.コンクリートの打設

 
 レディーミクストコンクリートの納入の際に、出荷伝票(納入書)により、納入時間、納入数量(容積)、品質管理強度、スランプ値、粗骨材の寸法等を確認します。打設から28日後までの予想平均気温が10℃を下回る場合は、品質管理強度に、地域ごとに定められている温度補正が加えられていることを確認します。なお、予想平均気温が2℃を下回る場合は、コンクリート打設をすることができません。
 コンクリート打設前に型枠面及び打継ぎ面等に散水します。打設時は、バイブレーター等を用い、型枠内に隙間なくコンクリートが充填されていることを確認します。ただし、バイブレータを一箇所に掛け続けると粗骨材が沈んでしまうため適度に動かすことが必要です。べた基礎のスラブにおいては、あらかじめ天端高さの目印を付けておき、打設途中にも厚さを確認します。