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モルタルは壁の防火性能を受け持つものですので、必要な塗り厚が確保できるよう管理します。
出隅に見切り材を取り付け、出隅部分のラインとモルタルの塗り厚を確保するための定規とします。
下屋や庇などモルタルが付着してはいけない部分はビニルシート等で養生します。
下塗りは、ラス網に十分入り込むように下塗りモルタルを圧をかけて塗り込みます。塗り厚は、ラス網より1mm程度厚く塗り込み、上塗りが付着しやすいように表面を金ぐし等で荒らし目をつけ、2週間以上の養生を行います。ラスこすりとも言います。
下塗りに、著しいひび割れがあれば、目塗りをして下地部分が平らになっていない部分は付け送りをしてむら直しを行います。
中塗りは、塗り厚0〜9mmとし、定規ズリしながらコテ圧を十分に掛けて塗り付けます。
上塗りは貧調合としたモルタルを使用し、中塗の硬化具合を見計らって、隅、角、チリ周りに注意して、コテ圧を十分に掛けて、塗り厚6mm程度で平滑に塗り付けます。
養生期間は、2週間以上できるだけ長く確保し十分に乾燥してから、仕上げ材の下地処理を行います。
工程管理のポイントは、天候に左右される工事であることと、養生期間が長期間に及ぶことから、できるだけ早い段階で施工できるよう段取りします。
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