C.木造住宅の工程管理 08.建具・ガラス工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
1.外部建具の性能

   防火性能に関しては、準防火地域又は防火地域で、延焼の恐れのある部分に含まれる開口部は、防火設備(旧乙種防火戸)又は特定防火設備(旧甲種防火戸)の防火性能が必要となります。アルミサッシを使用する場合、防火性能に関する認定を取得した仕様のものを使用します。
 サッシ自体で防火性能を確保しない場合は、防火性能を有する雨戸やシャッターで確保することも可能です。
 法23条地域では、開口部の防火性は問われていませんので、防火設備等の設置対象となりません。
 性能表示制度において、開口部の耐火等級2または3の設定がある場合は、地域に関係なく、延焼の恐れのある部分の開口部について、等級に応じた防火設備又は特定防火設備を取り付ける必要があります。
 この他、耐風圧性、水密性、気密性、断熱性、遮音性、バリアフリー性、防犯性などの性能がサッシに求められますので、設計仕様に応じた製品を取り付ける必要があります。