C.木造住宅の工程管理 07.屋根・板金工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
13.樋

  軒樋は、専用の継ぎ手を用い、接着剤を併用して接合します。延長が10mを超える場合は、伸縮継ぎ手を使用します。受け金物は、600mm内外に樋形状に合ったものを垂木や鼻隠しに取り付け、勾配は1/200以上とします。 留めつけに当たっては、軒先ラインを基準とせず、水平を確認し、竪樋に向かって勾配を確保します。また、屋根端部より20mm程はみ出させます。近傍に落葉樹がある場合は、落ち葉よけ等を取り付けることも考慮します。 竪樋は、専用の継ぎ手を用い、接着剤を併用して接合します。受け金物は、竪樋の形状に合ったものを使用し、900mm以下の間隔で、壁面に留めつけます。受け金物は、下がり止めつきのものを使用するか、樋と形状を合わせて樋を締め付ける様に取り付けます。 軒樋と竪樋の接合は、軒樋の形状に合ったあんこうを使用するか、竪樋の形状に合ったよびといを使用して接合します。  自主検査としては、留め具の間隔、軒樋の勾配が確保されているか、ゴミ等が残っていないいか確認します。