C.木造住宅の工程管理 06.野地・間柱・筋かい  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
7.面材による耐力壁

   構造用合板を耐力壁の構造要素として使用する場合、厚さ7.5mm以上のものをN50の釘で150mmピッチに柱、横架材、間柱に止めつけることで、壁倍率2.5倍が確保できます。
 現実的には、構造用合板の厚みは9mmや12mmのものが流通しており、それらを使用することになります。構造用合板の厚みが15mmの場合、N50では、釘の長さが不足するため、N65等を使用する必要があります。
 耐力壁の幅は、柱間の距離が600mm以上2000mm以下のものが耐力壁として算入可能とされています。
 この他、無機質の素材によって成形された耐力用面材が各メーカーより発売されています。それらの面材の取り付けについては、認定の条件が提示されており、それ以外の施工方法やサイズでは、認定された耐力は認められなくなりますので、耐力壁の幅、釘の間隔等は認定の資料を確認の上施工します。
 自主検査としては、指定の構造用合板であることを表示マークにより確認します。