C.木造住宅の工程管理
06.野地・間柱・筋かい
SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
2.破風・鼻隠し
破風鼻隠しを木材で構成する場合は、抜け節等の無い材料を選定し使用します。
鼻隠しの継ぎ手は、垂木の芯で、破風板の継ぎ手は、母屋芯で継ぎます。継ぎ方は、そぎ継ぎ又は突き付けとします。厚板を使用する場合は隠し目違いとします。広小舞と登り淀の継ぎ手と継ぎ手の位置をずらして取り付けます。
窯業系の型材で構成する場合は、垂木に直接取り付けると垂木の変形により鼻隠しが変形する可能性がありますので、下地材を通してから取り付けます。
このほか、防火や耐久性向上のために板金被覆などの構成方法があります。