C.木造住宅の工程管理 05.建て方  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
6.垂木掛け

   垂木の留めつけは、母屋、棟木にN75両面斜め打ちで留めつけます。垂木の成が45mm程度であれば、N100釘脳天打ちとしてもかまいません。その他認定を受けている長ビス等で留めつけることも可能です。
 垂木に継ぎ手が発生するときは、母屋上でそぎ継ぎとし、釘2本で接合します。継手は乱に配置します。同一の位置に配置されてしまった場合は、共材を添え木とし補強を行います。
 軒桁と垂木の接合にはひねり金物等を取り付けます。ひねり金物を取り付ける釘は亜鉛引きの太目釘ZN40ですので、釘の種類に注意します。垂木の出が少ない場合、外側に取り付けると、垂木端部に取り付けることになり、垂木が割れてしまう可能性が高いので、長いタイプのひねり金物を使用し、内壁側に取り付けるようにします。棟の部分や母屋の部分についても取り付けるとより接合が強固になります。