B.木造住宅の施工計画 19.着工前ミーティング  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
3.工期の確認と施工計画の再確認

   設計図書を基に現場監督が施工計画を立てていますが、計画通りに施工が進められるか否かを着工前ミーティング時に工程を含め関連業者と確認する必要があります。そのため、ミーティング時前に、敷地周辺の状況も関連業者に確認してもらい、施工計画書との相違や現地確認の報告、検討を基に計画の再調整を行います。
 合わせて現場監督は指示命令系統の明確化を図るために建築主、設計者、監理者などの施工体制の構築、並びに、警察署、消防署、電力会社、労働基準監督署等の緊急時連絡体制表の作成も欠かせませんので着工前までに一覧表にまとめておく必要があります。
 仮囲い、搬入、搬出経路等、届出の必要な期間や体制などの仮設計画についても着工前ミーティングを通して関連業者に伝えると共に、建設地付近の駐車や関連業者のふるまい方など近隣住民への迷惑にならない配慮もこの時点で話し合う必要があります。以上のような内容を協議検討し、着工時前までに正確な施工計画、円滑の工事進行に繋げます。