B.木造住宅の施工計画 19.着工前ミーティング  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
着工前ミーティング (ちゃっこうまえみーてぃんぐ)
営業担当者、設計担当者、現場監督をはじめとする社内スタッフ、さらに工事を担当する大工および専門工事業者が集まり、工事内容を共有するための会議である。顧客の要望を反映し、設計の意図をくみ取り、より良い住まいを、安全にスムーズに完成するため、質疑を含めさまざまな確認を行う。
伏図の把握 (ふせずのはあく)
上から見下ろした形状が記載された図面が伏図で、主に構造図に用いられる。 「基礎伏図」・「床伏図」・「梁伏図」・「小屋伏図」などで、縮尺は1/100、もしくは1/50程度。最終的な伏図には、構造部材の継手位置、断面寸法が記される。伏図の把握することで、構造ついて再確認ができる。
建て方計画 (たてかたけいかく)
建て方とは、現場で建物の主要な構造材を組み立てることである。土台の据付から柱、梁、棟上げまでの作業工程をいう。土台を設置し、基礎と土台をアンカーボルトで緊結、土台の上に1階の柱を立て、胴差しや梁で柱と柱をつなぐ、2階の柱を立て桁や梁で柱と柱をつなぎ、小屋梁に小屋束を立てて母屋を上げて行き、棟木を上げるといった、建て方の手順を計画するのが、建て方計画である。