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現場で工事を行うそれぞれの専門の協力工事業者は、一つの工務店のためだけに仕事をしているわけではありません。したがって工事が遅れたといって、工程表を修正し後続の関係業者に、変更された工事日を連絡しても、その日が都合がよいとは限りません。別な工務店の仕事が入っていて、こちらの仕事ができないということにもなりかねません。
そのため作成された工程表をできるだけ変更しないようにするためには、あらかじめ工事の遅れをリカバーするための余裕日を設けておく必要があります。天候などで遅延リスクの高い作業ユニットには、そのリスクの大きさに応じて余裕日数を設け、工程表の作成の際に余裕日をその作業の後に設定しておきます。こうすることで工事開始後に工事が遅れても、こうした余裕日を使い遅延を消化吸収することができます。
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