 |
| |
作業ユニットの作業工数は、歩掛りと呼ばれています。国土交通省では、毎年、公共工事標準歩掛りを制定して建築工事の積算基準となっています。たとえば壁のクロス貼りは、１㎡当たり内装工0.025人工、天井のクロス貼りは、0.028人工といったように決められています。これだと１日で40㎡ですが、大手住宅メーカーでは残業も含め、１日100㎡と決めているところもあります。
作業工数は、壁と天井が異なるように、作業の難易によっても変わってきます。紙クロス、布クロスとビニルクロスでも異なってきます。歩掛りデータは日程計画だけでなく、重要積算基準となります。そのため工事日報などで作業工数を記録し、歩掛りデータを蓄積しておく必要があります。
こうした歩掛りデータがあれば、作業ユニットの所要日数は、延床面積、設備数量、難易度などをパラメーターとして、投入できる人員から、自動的に設定することができます。難易度は要求される品質や仕様などで決められます。投入できる人員は、協力工事業者によって違います。そのため所要日数も違ってきます。
|
|
