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品質マネジメントでは、「設計、施工、検査、引き渡し、アフターサービス」の一連のプロセスを製品実現と呼んでいます。ISO9001では、実際の設計、施工に先だって、製品実現の計画の作成が求められています。木造住宅を作る工務店では、製品実現の計画として、設計品質計画書、工事品質計画書が作成されます。
それぞれの品質計画書には、次の4項目を明確にすることが求められています。
1)完成させる住宅に対する品質目標および要求事項
2)完成させる住宅に特有なプロセスおよび必要な設計図書、仕様書、必要な資源、作業環境
3)完成させる住宅の設計および施工の検証、妥当性の確認、監視・測定、検査および合否判定基準
4)完成させる住宅の設計および施工が、要求条件を満たしていることを実証するための必要な記録
発注者に提出する施工計画書や工事計画書と内容は、ほとんど重複しているので、ISO9001対応として、共通化しているゼネコンもあります。木造住宅を主とする工務店の場合、工事計画書を施主に提出する義務がありませんので、共通な文書として作成することができます。
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