B.木造住宅の施工計画 01.PDCAと品質マネジメント  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

(B011)
直人さんは、工務店に入社して半年目の施工管理スタッフです。今回初めて現場管理担当者になり、現場をまかされました。チェックリストにもとづき鉄筋の配筋検査をし、何箇所か間違っているところが見つかりました。配筋を行った業者に、検査結果をもとに修正するよう伝えたところ、これまでの現場監督は、この程度のズレは問題ないとし、そのままコンクリートを打設したと言われた。

直人さんは、この業者を以前担当した監督に電話して、どうすればいいか聞くべきかどうか迷いました。あなたは、電話して指示を受けた方がいいと思いますか。
直人さんは、間違いの指摘だけで、修正方法まで指示できませんでした。修正の仕方は業者任せでよいのでしょうか。
明日、コンクリート打設ということで、不具合箇所の修正は、夕方遅くまでかかりそうです。直人さんは修正作業が終わるまで、現場で待ち、修正結果のチェックをしなければならないと思いますか。



(B012)
和也さんの現場で、社長立ち会いのもと、竣工検査でも指摘されず、施主に引き渡したところ、便器の色が設計での打合せと違っていることが指摘されました。

和也さんは、施主にどう説明すれば、納得してもらえと思いますか。
また施主が納得してくれない場合、便器を取り換えるべきか、弁償金を払い解決すべきか、あなたならばどう対応しますか。
あなたならば、どのような再発防止策を取るべきだと思いますか。