A.木造住宅と現場管理 13.コミュニケーション  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
3.施主とのコミュニケーションの方法 @日々の連絡・報告

   施主との日常的なコミュニケーションの方法としては、現在では電話とメールが一般的です。施主により電話とメールのどちらが連絡を受け取りやすいかが違いますので、着工前に確認しておきましょう。
 電話の場合は、何時頃が都合が良いかも合わせて確認しておき、毎回その時間に連絡をすると施主の安心感が高まります。
 メールの場合は、現場の状況写真や検査などの管理記録を添付しましょう。施主に伝えられる情報が増えるだけでなく、報告した記録が残り、自身の現場管理の記録の整理にも役立ちます。このメールは施主にとっても大切な記念になるのです。
 この連絡は、自社の体制によっても異なりますが、原則毎日行うことが理想的です。また、電話とメールのどちらも受け取れる環境にある施主に対しては、両方をバランスよく併用するとより良いコミュニケーションがはかれます。メールが基本の施主に対しても、週1回程度は直接声で話すことで得られる情報もたくさんあると思います。
 まれに同一敷地内での建て替えなどで毎回直接施主と会えるケースもありますが、この場合でも、例えば平日は留守がちなご主人様とは週末に直接会話するなどの配慮が大切です。