D.木造住宅の品質管理 15.施工反省会  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
3.実行予算組からの粗利

   予算組みから実行予算(支払い済、または注文書発行分)と粗利が確保されているかは現場管理をする上でとても重要な管理となります。粗利とは予算から上回る事も下回る事もあってはなりません。例に(例外は別として)契約見積りした予算から外れる工事(見積り落とし)があり施主へ追加請求出来ないとしても、予算内に収めるやり繰りを行います。
 その逆で予算の幅を取り過ぎ余る場合は余剰金とみなして置いておきます。実行予算を組むには設計図書を読み取り、必要な予算から粗利を確保します。例のような場合は何故見積りに反映出来なかった事や、予算のやり繰りをどのように行ったかは明確にして解決しておく事です。