D.木造住宅の品質管理 15.施工反省会  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
施工反省会 (せこうはんせいかい)
工事完了後に設計関係者、施工関係者が集まり、顧客の満足度や、施工費用、施工品質、施工期間などで発生した問題とその原因究明、再発防止策の検討を行い、改善につなげてゆくのが施工反省会である。
問題抽出 (もんだいちゅうしゅつ)
施工する上で難しかったこと、予定より費用がかかったこと、品質が確保するために是正、修正をおこなったもの、予定より時間がかかったことなど、施工を通して現場で発生した問題点を上げる。
原因究明 (げんいんきゅうめい)
設計、施工に関して建築生産要素である、施工主体(作業者)、施工手段(機械・工具)、施工材料、施工方法(納まりも含め)、という4つのM(man、machine、material、method)をもとに、問題の原因、要因の究明を行う。
再発防止策 (さいはつぼうしさく)
抜本的な原因を明らかにし、その原因が取り除けることが見込める是正処置を実施するのが、再発防止策である。再発防止策を実施することで、個々の現場で発生した問題解決を、全社共有なものとして、全社の施工品質改善に役立てることができる。