D.木造住宅の品質管理 07.外壁  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
4.通気構法

   窯業系サイディングや複合金属サイディングを用いる場合、通気構法とする必要があります。通気構法とは文字通り、空気が流れるよう施工しなければなりません。窓廻りや横胴縁などは、胴縁同士を30o程度の隙間を空けて施工されているかを確認してください。また、通気胴縁又は通気金具の厚みが15o以上であることを確認します。ただし、面材耐力壁などにより、壁体内の断熱材のせりだし防止措置がされている場合は12mm以上であることを確認してください。空気は一定程度の厚みがないと動きません。
 14o厚のサイディングを用い、釘止めする場合は、サイディングの目地に用いる胴縁の幅は90o以上、その他は45o以上としている必要があります。なお、15mm以上のサイディングは釘留めとすることはできません。