D.木造住宅の品質管理 04.土台  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
6.埋め戻し、整地の状況、側溝等や道路の破損

   足場を組む前に、建物周りの埋め戻しと整地の状況を確認します。埋め戻し用の土の種類が適切か、ガラや廃材などが混ざっていないか、土が締まっているか、整地がきちんと行われていて凸凹が無いかをチェックします。
 また、基礎工事や解体工事時の重機の影響などによる側溝やL型の破損、道路の破損などが無いか確認し、破損がある場合は修繕の計画を立てます。修繕は、外構工事の計画や、水道やガスの引き込み、排水桝等の設置工事、資材搬入と足場の影響などを考慮して工程を立てるようにします。U字溝は破損がなくても泥やゴミが溜まっていないか確認し必要に応じて掃除をするようにします。道路や側溝の破損は現場では目立つ所であり、公共部分であるために近隣住民が気にすることがあります。修繕計画は早めに立てて、近隣に説明できるようにしておく事が大事です。