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基礎天端レベルの誤差は、ネダレス工法が一般的となりつつある近年では、それぞれの階においてのレベル調整が出来ないので、床の不陸などの影響が出てしまうために、慎重に行う必要があります。
レベラーで天端を仕上げる場合はレベラーを流す際のトンボ(マーキング)が細かく行われているか、流し方、レベラーそのものの分離などによって不陸を生じることがあります。また、夏場などは打設当日にレベラーを流しても接着不良を起こす場合があるので、叩いて剥離がないか確認します。剥離がある場合は浮いているレベラー全てを剥がしてモルタルで天端均しを行います。左官仕上げにおいても高さの誤差が生じるので、天端を均し終わった後、レベルを用いて天端のレベル誤差を確認します。確認するポイントは、おおよそ基礎パッキンを入れる場所です。
基礎パッキンではなく気密パッキンを使用する場合は、柱が立つ所、出墨部分を調べ、全体的に調整範囲を超えていないか確認します。調整が必要な場合は調整材の手配をします。調整範囲以上の誤差が生じた場合は、剥離の要領と同じく、高さの不良箇所を剥がして、再度モルタルで均します。
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