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使用するタイルの形状、寸法、色などは、見本品の提示をしたのち、工事監理者及び施主の承認を得て発注します。
タイルの種類には、陶器質、磁器質、せっ器質があります。
磁器質タイルは、高温で焼成され、吸水率が1%以下で吸水性はほとんどなく、主に外部に使用されます。
陶器質タイルは、磁器質タイルより低い温度で焼成され、基材の部分は多孔質です。吸水率は22%以下で、吸水性があります。釉薬をかけることにより、表面の吸水性を減じたり、様々な着色がされたりしています。基材に浸透した水分が凍結、膨張することにより、表面剥離や基材の崩壊といった損害が発生するため、主に凍結の恐れがない内部に使用されます。
せっ器質タイルは、吸水性が5%以下とされており、磁器質タイルと陶器質タイルの中間の性状を持ち、主に外部に使用されます。
自主検査としては、タイルの種類が、使用部位に適合しているか、確認します。適合していない場合、設計者、施主に注意喚起を行い記録に残します。
タイルの割り付け、色等が誤っていないか、確認します。
工程管理のポイントは、輸入タイルや特殊なタイルなど納期に時間のかかるものについては、工程より逆算し、施工に間に合うタイミングでの品番決定及び発注を行います。
タイルの品番決定から施工までにタイムラグがある場合は、当該品が廃盤となっていないか、在庫がなく通常より納期がかかるといったことがないか確認が必要です。
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