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金属屋根には、平葺、瓦棒葺、縦ハゼなどの葺き方があります。
使用する材料は、0.35mm以上の厚さのカラー鉄板、ガルバリウム鋼板、0.3mm以上のステンレス鋼板、銅板などを使用します。谷部分、吊り子は、0.4mm以上のものとします。
ルーフィング施工完了後、ケラバや広小舞部分の唐草を取り付け、屋根面の板金を取り付けていきます。
平葺の場合、軒先から張りはじめ、サネに30×70〜100の吊り子をふき板一枚につき2か所以上取り付け、45mm以上の釘で葺き板から30mm以内の位置で野地板に留め付けます。吊り子を留め付ける釘は、打ち込まれた際に釘の周りが沈み込み、水が流れた際に窪みに集水しやすくなるうえ、ルーフィングや野地板を貫通していることから、釘頭にはシーリング処理を行います。サネの形状は、水の吸い上がりを抑えるため、下はぜ18mm上はぜ15mm程度とします。
瓦棒葺の場合、350mm〜450mmの間隔で40〜45mm角の断面の瓦棒を垂木に合わせて取り付け、側面に吊り子を軒先、棟、ケラバ付近で150mm、その他の部分で300mm以内の間隔で32mm以上のステンレス釘で留め付けます。
棟部分や外壁と絡む部分は、板金を切らないように折上げて水返しを造り、棟被せや雨押えを被せます。
屋根の施工は最上階から行います。
自主検査としては、施工不良がないか、錆を発生させる塗膜面に傷がないか、もらい錆の原因となる切子等が残っていないかを確認します。
留めつけ釘のピッチや吊り子の設置状態を確認・記録します。
工程管理のポイントは、ルーフィング施工後できるだけ早い段階で施工されるよう手配します。
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