C.木造住宅の工程管理 05.建て方  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
2.搬入と検品

   搬入に当たって、上棟の日程を考慮して搬入の日時を決定します。納品車両の駐車場所や荷降ろし場を確保したのち部材を受け入れます。
 受け入れに当たって、搬入された部材の樹種、建て方を考慮した荷降ろしの順番、部材の傷の有無を確認し、雨に濡らさないよう養生も考慮します。
 プレカット部材書に基づいて、各部材の有無を確認します。また、上棟時に使用する仮筋かいや羽子板ボルト、基礎パッキン、接合補強金物、防水シート等の補助部材についても、数量に余裕を持って搬入されているか確認します。
 接合補強金物については、思わぬ部分で金物同士の干渉により取り付けが困難となる場合があるため、種類の異なるタイプの金物を別途数個用意しておくとその場で対処をすることが可能です。
 自主検査としては、部材の数量や納入部材の種類等を、納材書をもとに確認します。
 工程管理のポイントは、上棟の工程を考慮して、加工図の承認、プレカットの発注、納入の手配等を行います。