B.木造住宅の施工計画 04.施工計画書  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
1.施工計画書作成の対象

   施工計画書の作成は、工事着工前に作成するとされています。見積提出に際して、その工事の施工方法・内容、工期等を検討することが必要であり、とくに施工計画のうち、原価管理に関係する部分は、見積提出前に把握しておく必要があります。
 施工計画書の作成に際し以前は、4つに大別し施工管理・品質管理・作業者の安全管理・原価管理を踏まえ作成していましたが、最近ではさらに5つ目として、環境管理を加えた施工計画の作成が求められるようになってきています。
 1)施工管理 : 工法、作業手順・工期
 2)品質管理 : 材料調達、保管、施工品質
 3)安全管理 : 現場組織、労働安全
 4)原価管理 : 資材仕入、労働賃金
 5)環境管理 : 建設リサイクル、廃棄物処理
 また施工計画書作成に含まれない事項として、つぎの3つがあります。
 1)資金計画
 2)建築確認申請手続き
 3)施工図、原寸図の作成