|
|
住宅資材の購買の際には、設計図をもとに、材料の必要な数量、部品の実寸法などを決めなければなりません。材料の必要な数量に関しては、構造部材はプレカットになっているので、拾い出しは、羽柄材や下地面材、仕上げ材で、施工面積に対して歩留まりを考えて、1.1倍、1.15倍、1.2倍といった方法で、発注数量を出してゆきます。多くは材工ともで購買されるので、拾い出しは、大工工事に関してが、主となります。
サッシなどの実寸法での拾い出しは、設計図をもとに、納入業者が行う場合がほとんどになっています。大工工事を除いて、ほとんどが材工ともで購買されるので、資材の発注は工事業者が行っています。したがって現場管理者の住宅資材の購買に関しての役割は、現場への納入日の指示が主なものとなっています。
着工前に工程表をもとに、資材納入日、工事日を指示しますが、工事の進捗状況によって、予定が変更されることがあります。現場管理者は、資材納入日、工事日の変更を連絡する必要があります。また施工契約までに、資材や部品の仕様が未確定なものもあります。着工後、施主と打合せ、こうしたものの確定を誰が行うかは、工務店によって異なりますが、現場管理者は納期に間に合うよう、すべて確定されているかの確認が必要です。
|
|